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総務省幹部NTT社長らと会食 野党が追及

2021年3月5日 15:01
総務省幹部NTT社長らと会食 野党が追及

総務省幹部がNTTの社長らと会食していた問題について、野党側は違法な接待ではないかと追及しました。

総務省の局長は、会食に、山田真貴子前内閣広報官が同席していたことを明らかにしました。

総務省・巻口国際戦略局長「同席者ですが、山田当時の総務審議官でございました」

NTTとの会食の際、総務省の谷脇総務審議官と、巻口国際戦略局長は、それぞれ5000円と1万円を支払ったことを明らかにしました。

国家公務員倫理法では、自己負担が1万円以下の利害関係者との会食は届け出なしでも認められていますが、支払った金額が不十分で差額分を相手が負担した場合、違法となります。

谷脇氏は、5000円では足りないという認識がなかったか問われ、「メニュー表や金額がなく、全体額をその時点では認識しておらず、参加費として応分の負担をした」と説明しました。

一方、総務省幹部に接待を行っていた菅総理大臣の長男が勤務する衛星放送関連会社「東北新社」について、武田総務大臣は放送法の外資規制に違反していたことを明らかにしました。

野党側は「菅総理の長男が働いている会社だから、認定を取り消さなかったのではないか」とただしましたが、武田大臣は「そういった事実は確認できていない」と否定しました。