首相長男は“利害関係者”認める 総務省
総務省の幹部4人が、菅首相の長男らから接待を受けた問題です。総務省は菅首相の長男が国家公務員倫理法で接待が禁じられている利害関係者にあたると認めました。
立憲民主党・山岡達丸議員「この子会社の役員を兼ねておられる菅正剛氏、そして木田氏、このお2人も今の御認識として秋本局長にとって利害関係者ですね」
総務省・秋本情報流通行政局長「子会社である衛星基幹放送事業者の役員を兼任しておられますので、利害関係者であると認識しております」
総務省はこれまで、「疑いは否定できない」などと曖昧な答弁をしていましたが一転、利害関係者と認めた形です。
さらに秋本局長は、会食中に「放送事業について話した記憶はない」というこれまでの答弁を一転させ、会話があったことを認めました。
一方、この問題で武田総務相は、放送政策を担当する情報流通行政局の秋本局長と湯本審議官を20日付で交代する人事を発表しました。
22日には、会食を行っていた総務省幹部らと菅首相が出席する衆議院の予算委員会が予定されていて、野党側は追及を強める方針です。