総務省局長、菅首相長男ら“会食”認め返金
総務省の幹部4人が、衛星テレビを傘下に持つ会社に勤める菅首相の長男らから法律に違反する疑いのある接待を受けたと報じられたことについて、総務省の局長は4日、会食を認め、事後に返金したことを明らかにしました。
総務省・情報流通行政局 秋本芳徳局長「飲食代やタクシー代も当初はご負担をいただきました。事後的に返金をさせていただきました」
総務省の秋本局長は、当初は出席者に利害関係者はいないと認識していたが、事後に利害関係があると思われる人がいることが判明したため、返金をしたと説明しました。
国家公務員倫理法の倫理規程で、国家公務員は、利害関係者から金銭や物品を受け取ったり、接待を受けたりすることなどが禁止されています。
立憲民主党 黒岩宇洋議員「飲み代、食べ物代、チケット代、タクシーチケット代、お土産。これ、ごちそうされている。これ適切だと思いますか」
菅首相「総務省においてすでに調査開始されているようでありますが、国民の皆さんから疑念を抱かれるようなことは絶対にないように、ルールに基づいてしっかり対応する必要がある」
菅首相はまた、長男と電話して「調査が入ったら協力するように」と伝えたことを明らかにしました。
総務省は調査を行っていて、近く局長らを処分する見通しです。