温室効果ガスゼロ、法律に規定方針 環境省
環境省は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする目標を法律に規定する方針を固めました。
これは21日に行われた環境省の有識者会議で議論されたものです。これまでは、温室効果ガスを2030年度には2013年度に比べて26パーセント減らし、2050年までには80パーセントの削減を目指すことが政府の地球温暖化対策計画に目標として盛り込まれてはいましたが、法制化はされていませんでした。
2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロと法律で位置付けることで、脱炭素社会実現への強い意志を明確にしたい狙いがあるとみられています。
今後、地球温暖化対策推進法の改正案に明記し、来年の国会に提出する予定です。