×

“菅首相の長男は利害関係者”総務省認める

2021年2月15日 21:05
“菅首相の長男は利害関係者”総務省認める

国会で、総務省の幹部が衛星放送を傘下に持つ会社に勤める菅首相の長男らから接待を受けた問題をめぐり、総務省は、菅首相の長男が、接待が禁じられている「利害関係者」に該当する疑いがあると認めました。

野党側は、菅首相の長男が国家公務員倫理法で接待を受けることを禁じられている利害関係者に当たるのではないかとただしました。これに対し総務省の原官房長は、「倫理規定上の利害関係者に該当するという疑義があることは否定できない」と述べました。

立憲民主党・今井雅人議員「普通に考えたら、やっぱり総理の息子だから断れんなぁって行ったとしか私は思えないですね。そういう忖度(そんたく)がもしあったら、それは倫理的に問題なんじゃないでしょうか」

菅首相「私自身の長男であるからとか、誰であっても、やはり国民から疑念を抱かれるような行動は、ここは控えるべきだというふうに思います。ルールに基づいて透明な形で、総務省でしっかり対応をしてほしい」

また、総務省の秋本局長は、長男が勤める会社以外の同業他社とは会食をしていないことを明らかにした上で、去年12月の長男との会食について「深く反省している」と述べました。

一方、菅首相は、選択的夫婦別姓について「結婚したら本人たちが判断するべきだという考え方だ」と述べ、前向きな考えを示しました。その上で、「それぞれの判断をすることを私は自然なことだと思っている」とした上で「現実問題として国民の間にさまざまな意見があることは事実だ。具体的な制度の在り方に関しては国民各層の意見や国会での議論を注視して検討していきたい」と述べました。