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自民・塩谷氏、処分不服で「再審査」請求を検討…来週13日までに判断する考え

2024年4月5日 18:03
自民・塩谷氏、処分不服で「再審査」請求を検討…来週13日までに判断する考え

自民党の党紀委員会から「離党勧告」処分を受けた安倍派の塩谷立氏が、処分を不服として「再審査」の請求を検討する考えを明らかにしました。中継です。

塩谷氏は、離党勧告という自身の処分について、「事実誤認の中で処分がくだされた」と訴えました。

塩谷元文科相「(離党勧告の)処分決定の通知をいただいた中、そして総理、幹事長の発言の中で、事実誤認のようなところがあったので、これについては今後手続きに基づいて、いわゆる審査、再審査請求という形で提出することを検討していきたい」

塩谷氏は、「座長という派閥の運営に携わる極めて重要な立場」にあったとされていることなどに事実誤認があるとして、来週13日までに、再審査の請求をするかどうかを判断する考えを示しました。

自民党の規則では総務会で、「相当の理由がある」と認められた場合には再審査が行われますが、ある自民党幹部は「再審査を認めるのは党紀委員会の手続き自体に問題があった場合に限られる」と述べ、再審査には否定的な見方を示しています。

ただ、ある閣僚経験者は「処分を受けた人が執行部の言うことを聞けないと言うのだから、党は崩壊している。再審査を求める人がまだまだ出てくるのではないか」とも指摘しています。

岸田総理にとっては、引き続き難しい党運営が続きます。