菅首相「短期集中で人の流れを止める」
国会で菅首相は、3度目となる今回の緊急事態宣言について「短期集中で人の流れを止めるための措置」と説明しました。
菅首相は、休業要請の対象などを拡大し強い措置にした理由について、変異株を抑えるためには人の流れを少なくする必要があるためと説明しました。
立憲民主党・山井和則議員「誰が見ても2週間余りで大変な変異株、抑え込むの難しいんじゃないかと思いますよ。5月11日までで本当に抑え込む。緊急事態宣言をそれで解除するという決意なんですか」
菅首相「人出の多いゴールデンウイークを中心に、2週間でとにかく短期集中型によって、この変異株による感染者の増加を抑えようという、そういう思いの中で取り組んでいるところです」
山井議員は、前回の緊急事態宣言を解除した際に菅首相が「再び宣言を出すことがないよう対策をやるのが責務だ」と発言した政治責任を追及しました。
これに対して菅首相は、「再びと言ったことで大変申し訳ない」と陳謝しました。
また、野党側が「オリンピックを縮小か延期してワクチン接種体制の整備を優先すべきではないか」と指摘したのに対し、菅首相は「感染対策を徹底して安心安全な大会にこぎつけたい」と述べました。