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野党4党 内閣不信任案の提出を検討

2021年6月10日 11:44
野党4党 内閣不信任案の提出を検討

立憲民主党など野党4党は10日午後、党首会談を開いて内閣不信任決議案の提出について検討することにしています。今の国会の会期末が16日に迫る中、与野党の駆け引きが激しくなってきています。

野党4党は、新型コロナウイルスへの対応などのため会期の延長を求めていて、与党側が拒否した場合、内閣不信任案の提出も「重要な選択肢」としています。

立憲民主党・安住国対委員長「国会をこの状況で閉じるなんて考えられません。与党側が拒否した場合どうなるかということについては、党首間で決めてもらえばいいと思います。内閣不信任案というものは重要な選択肢の一つになる」

野党の国対委員長が10日朝、会談し「東京オリンピック・パラリンピックの開催で人流が増えることは明らか」だとして、東京大会の閉会まで3か月間の会期延長を求める方針で一致しました。

ただ、与党側はこれには応じない方針で、野党側は午後3時から党首会談を開き、与党側が延長に応じなければ、不信任案を提出することも検討します。

与党側は不信任案の提出は「衆議院を解散する大義になる」とけん制していますが、野党側は現状の新型コロナの感染状況で解散するのは難しいとみて、不信任案の提出の検討をはじめた形です。