自民党の総裁選挙が来月２９日に行われることが決定しました。菅首相のほか、岸田前政調会長も立候補を表明し、複数の候補による選挙戦が行われることになります。

自民党は、総裁選の日程について来月１７日に告示し、２９日に投開票を行うことを決定しました。これを受け菅首相は、改めて総裁選に立候補する考えを示しました。

菅首相「その時期がきたら出馬をさせていただきたいということは申し上げております。それに変わりはありません」

また、岸田前政調会長は記者会見を開き、立候補を表明しました。

自民党・岸田前政調会長「政治の根幹である国民の信頼が崩れている。我が国の民主主義を守るために、自民党総裁選挙に立候補いたします」

立候補を目指す高市前総務相は、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、立候補に必要な推薦人２０人の確保に向けて、「しっかりと時間をかけてこれから党内の議員に連絡をする」と述べました。

立候補への意欲を示している下村政調会長は、都内の安倍前首相の自宅を訪れ支援を要請しました。これに対し安倍前首相は、菅首相を支持する考えを伝えたということです。

一方、佐々木元青年局長ら、派閥横断の若手議員１５人が会合を開き、次の自民党総裁に求める政策などをとりまとめることを確認しました。