自民総裁選9月29日 岸田氏も立候補表明
自民党の総裁選挙が来月29日に行われることが決定しました。菅首相のほか、岸田前政調会長も26日、立候補を表明し、複数の候補による選挙戦が行われることになります。
自民党は、総裁選の日程について来月17日に告示し、29日に投開票を行うことを決定しました。これを受け、菅首相は、改めて総裁選に立候補する考えを示しました。
菅首相「その時期がきたら、出馬をさせていただきたいということは申し上げております。それに変わりはありません」
また、岸田前政調会長は記者会見を開き、立候補を表明しました。
自民党・岸田前政調会長
「政治の根幹である国民の信頼が崩れている。我が国の民主主義を守るために、自民党総裁選挙に立候補いたします」
さらに、高市前総務大臣も立候補を目指し、必要な推薦人20人を集めていく考えを示しました。
立候補への意欲を示している下村政調会長は、都内の安倍前総理の自宅を訪れ、支援を要請しました。これに対し、安倍前総理は、菅首相を支持する考えを伝えたということです。
一方で、若手議員の動きも活発になっています。佐々木元青年局長ら、派閥横断の若手議員15人が会合を開き、次の自民党総裁に求める、政策などをとりまとめることを確認しました。
会合後、佐々木氏は「政府の政策が国民に届いていない」と述べ、戦略的な広報のあり方なども、次の総裁に求めていく考えを示しました。