五輪「無観客という選択肢も」自民・岸田氏
自民党の岸田前政調会長は、ラジオ日本の番組に出演し、東京オリンピック・パラリンピックをめぐり「無観客という選択肢もある」と述べました。
東京大会の観客上限は「収容定員の50%以内で1万人まで」となっていますが、岸田氏は、新型コロナウイルスの感染状況には「柔軟に対応しなければならない」と指摘し、「観客数を減らさなければならないのであれば、無観客という選択肢もある」と強調しました。
また現在、東京などが対象となっている「まん延防止等重点措置」については、新規感染者が増加傾向にあるとして、来月11日の期限で予定通りに解除するのは「難しくなってくる」との見通しを示しました。
一方、自身の派閥である自民党・岸田派に所属する参議院議員の林芳正元文部科学大臣が、二階派の河村元官房長官の選挙区である「衆議院山口3区」に鞍(くら)替えして立候補する意向を固めたことについては、「派閥の同志としてはしっかり応援したい」とエールを送りました。