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茂木幹事長 安倍派幹部に自ら“政治責任”判断求める

2024年1月25日 13:49
茂木幹事長 安倍派幹部に自ら“政治責任”判断求める
派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、自民党内で安倍派幹部の処分を求める声が高まる中、茂木幹事長が安倍派の幹部に対し、離党や議員辞職を念頭に自ら政治責任を判断するよう求めたことが分かりました。

関係者によりますと自民党の茂木幹事長は安倍派の一部幹部に対し「党内では責任を取るべきとの声が強い」と伝え政治責任をどうとるのか自ら判断するよう求めました。

離党や議員辞職などが念頭にあるとみられます。

政治責任を求める安倍派幹部は塩谷座長のほか高木事務総長、松野前官房長官らいわゆる「安倍派5人衆」が想定されています。

党として正式に離党勧告などの厳しい処分を出す前に安倍派幹部に自発的に責任を取るよう求めた形です。

一方、自民党は26日の通常国会召集を前に国会の審議を円滑に進めるため、衆参両院の安倍派の委員長らの大半を交代させる方針を固めました。

また、安倍派をめぐっては世耕前参院幹事長がトップをつとめる参議院安倍派「清風会」が解散を決めたことも分かりました。

こうした中、自民党の森山派は議員総会を開き、派閥を解散することを決めました。岸田派、安倍派、二階派に続き自民党の6つの派閥のうち4つが解散することになります。

今後は、解散しない意向の麻生派、茂木派の動向が焦点となります。