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【緊急取材】自民党議員に聞く“政治とカネ”「中間とりまとめ」は何点?

2024年1月25日 15:27
【緊急取材】自民党議員に聞く“政治とカネ”「中間とりまとめ」は何点?

“政治とカネ”をめぐり、自民党の政治刷新本部は25日、「中間とりまとめ」を決定した。派閥から「人事とカネ」の機能をなくすことを決めた一方、「政策集団」として残ることを容認する案となった。はたして何点か? 自民党の議員17人に評価を緊急取材。

■刷新本部の中間とりまとめ…評価平均「58点」緊急取材に

自民党の政治刷新本部は25日午後、国民の信頼の回復に向けた「中間とりまとめ」を決定。はたして何点なのか、自民党の議員17人に評価を緊急取材したところ、平均値は100点満点中で58点だった。

1.自民党ベテラン議員(当選9回)【0点】
「ルールを犯した人を処分しないと、世の中に理解されない」
「派閥より、ルール違反した人の処分が大事」
「まずは、問題を起こした人にケジメをつけさせること」

2.自民党ベテラン議員(当選9回)【100点】
「派閥の問題の本質、『カネと人事』を封じた」
「派閥は実態の機能がなくなった。一度、解散したほうがいい」

3.自民党中堅議員(当選5回)【60点】
「半分以上の派閥が解散して、期待も含めて60点」
「大事なのは今後、本当にお金と人事機能をなくせるか」

4.自民党ベテラン議員(当選10回以上)【70点】
「しばらくは派閥の『カネと人事』は堂々とできなくなる。自民党が変わる効果はある」
「問題は『カネと人事』という意見は多く、数歩前進したことは間違いない」

5.自民党ベテラン議員(当選10回以上)【0点】
「実態の機能は失うかもしれないけど、派閥という病巣が残る。再発の恐れがある」
「岸田総裁の方針に執行部が従わず、派閥を出ていない。これはクーデター」

6.自民党中堅議員(当選4回)【80点】
「派閥の『カネと人事』機能をなくしたのは大きい。いつか復活する可能性はあるが…」
「6つの派閥の中で、4つが解散したのは一定の評価」

7.自民党ベテラン議員(当選9回)【70点】
「岸田総理は、よく岸田派(宏池会)の解散の決断はした。そこまでできないかと思っていた」
「ただ、茂木派、麻生派の解消まで迫れなかったのは限界」

8.自民党中堅議員(参:当選3回)【70点】
「党内真っ二つの中、派閥の実質的な機能を奪ったのは、よくやった」
政治資金規正法改正など、実質的な議論はここから」

9.自民党若手議員(当選2回)【60点】
「派閥解消は、よく打ち出したけど中途半端」
「麻生派、茂木派が残らないように、総理がリーダーシップをもっと発揮すべき」

10.自民党若手議員(当選1回)【70点】
「短い時間の中で、とりあえずは『派閥解消』は、よく打ち出した」

この他、7人が点数はつけられないとしながら、以下の評価だった。

1.自民党ベテラン議員(当選8回)
「派閥が残る形になったのが…」
「パーティー禁止にしたところで、個人でパーティーはできるから、集金機能は残る」
「残った派閥に企業からの寄付が増えることになるのでは」

2.自民党中堅議員(当選5回)
「自民党史を変える大きな変化。派閥から人事とカネを奪ったのは大きなこと」
「政策集団として残るとしても、派閥は人事とカネが全てだった」

3.自民党ベテラン議員(当選10回以上)
「評価する立場にない」

4.自民党ベテラン議員(当選6回)
「合格点」「党幹部は派閥から離脱すべき」

5.自民党ベテラン議員(当選7回)
「これから自民党は良くなっていく」

6.自民党ベテラン議員(当選9回)
「よくやったのではないか」
「次の焦点は麻生派、茂木派が解散するかだ」

7.自民党中堅議員(当選5回)
「派閥がなくなるなんて、みんな思っていなかった」
「当初、想定したものより、踏み込んだ結果になった」

◇ ◇ ◇

自民党内からは、派閥の「カネと人事」の機能をなくした点は評価する声が上がった。一方で、「政策集団」として残ることを容認したこと、麻生派、茂木派が残ったことへの厳しい意見が出た。

今回は、あくまで中間とりまとめ。今後も「国民の信頼回復」に向けて、自民党のさらなる「改革」が求められる。