現職で全国最年少の市長 大館市の石田健佑市長が9日、初めての議会に臨みました。所信表明で「皆さまの知恵や経験と私の行動力をかけ合わせられる政治を実現してまいります」と述べ、対話を重視しながら政策を前に進めていきたい考えを示しました。

市政の刷新を訴え、3つどもえの大館市長選挙を制してから1週間余り。

石田健佑市長が就任後初めての市議会に臨み、自らの考えを述べました。

石田市長
「これまで日々地域を回り、そして選挙活動をすることを通じて『これからはまさに対話が求められる』そう感じたところであります。私一人だけの力ではなく、皆さまの知恵や経験そして私の行動力をかけ合わせられる、そんな政治を実現してまいります」

ふだんの市議会よりも多い、30人ほどが傍聴に駆けつける中、改めて対話を重視する考えを示した石田市長。

市民や議員、それに職員の声を政策に反映させるとしたうえで、大館市の少子高齢化を・定住人口の確保、若者流出対策・人手不足対策・少子化対策・高齢化対策・新しい財源の確保の「5つの柱」で克服したいと決意を述べました。

石田市長
「"子どもを産みやすいまち、そして育てやすいまち大館"となるよう環境づくりに取り組んでまいります。そして何より"子どもを産みたいけども何かしらの理由があって産めない"そんな人たちをしっかりと支援していきたいと考えております。」

大館市議会は来月8日までです。来週火曜日17日からは一般質問が始まり、石田市長が初めての答弁に立ちます。

市長選では過半数の議員が石田市長とは別の候補を支援しました。現職で全国最年少の市長が、いかに具体的な政策や方針を示し、議会と向き合っていくかが問われることになります。