政倫審の説明 “安倍派幹部食い違い”野党側が追及
異例の土曜日採決で衆議院を通過した来年度予算案は4日から参議院で審議が始まりました。野党側は自民党安倍派幹部による政治倫理審査会での説明が食い違っていると追及しました。中継です。
野党側は安倍派のキックバックが一時廃止されたあと再開された経緯の説明をめぐり、西村前経済産業相と塩谷元文科相の主張が食い違っているとして、岸田首相に直接確認するよう迫りました。
立憲民主党・辻元代表代行「塩谷さんと西村さん呼んで食い違ってるじゃないかと、どっちなんだと。 そこが一番国民関心あるだろうと。 どっちなんだと、お2人を呼んで 総理が確認したらどうですか」
岸田首相「様々な場において説明を行っていく、こういったことが続けられています。その中にあってこの実態についてどこまで把握することができるのか、それをしっかりと把握しなければならない」
辻元代表代行「西村議員と塩谷議員に食い違いについて総理がただす、 やられますか」
岸田首相「実態把握に向けて党として対応を考えます」
辻元代表代行「党の誰がやるんですか」
岸田首相「幹部で判断をし、そして最終的には総裁である私が判断いたします」
岸田首相はさらに実態解明に向けて「検察による捜査、政倫審、国会議論を総合的に材料とする」と述べました。
また、立憲民主党の辻元代表代行が異例の土曜日採決を行ったのは4月の衆議院補欠選挙にあわせて「いちかばちかの“裏金解散”を考えてるからでは」と迫ったのに対し、岸田首相は、「全く考えていない。予算成立を図ることに尽きる」と否定しました。