自民・公明 “LGBT法案”修正案を国会に提出
自民党と公明党は、LGBT・性的マイノリティーの人たちへの理解を促進する法案の修正案を国会に提出しました。
いわゆるLGBT法案は2021年、超党派の議連が中心となってまとめ、成立を目指しましたが、自民党の保守派の反発を受け、提出が見送られていました。
自民党は保守派に配慮し、超党派の法案では「性自認を理由とする差別は許されない」となっていた文言を「性同一性を理由とする不当な差別はあってはならない」などとする修正を行いました。
そして、公明党とともに、この修正案を国会に提出しました。G7広島サミットを控え、LGBTへの理解が乏しいとの批判を避ける狙いです。
一方、自民党の修正案について、立憲民主党、共産党、社民党の3党は「超党派の法案より内容が後退していて、意味がない」などと反対していて、もともとの超党派の法案を提出することにしています。