“インド外交”で安倍氏の後継…西村氏が日印友好議連の会長に
日本とインドの交流を促進する超党派の「日本インド友好議員連盟」の新会長に、西村康稔経産相が就任しました。
「日本インド友好議員連盟」の緊急総会が12日、国会内で開かれ、西村康稔経産相が新会長に就任することが決まりました。
西村新会長は「日本にとってインドは非常に重要な国だ。両国の関係発展に取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。
これに先立ち、これまで会長を務めていた細田衆議院議長は、自身が議長に就任する際に、安倍元首相に会長職を打診し内諾を得ていたものの、安倍氏の死去で実現しなかったことを明らかにしました。
細田議長は、「安倍政権の時にインドとの関係は大幅に発展した」と強調しています。
安倍氏が重視していたインドとの関係構築を西村氏が引き継ぐことで、会長が決まっていない安倍派の中で、安倍氏の後継者であることをアピールする狙いもあるものとみられています。
一方、安倍派の議員からは「外交も重要だが、まずは衆参の補欠選挙を一生懸命やらないことには、後継者に足り得ないのでは」といった指摘も出ています。