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タレントのSHELLYさんが国会へ 「同意ない性行為は的確に処罰を」刑法改正案の審議で

2023年5月16日 13:53

性教育などに関する発信を続けているタレントのSHELLYさんが衆議院・法務委員会に参考人として出席。「同意ない性行為は的確に処罰する」など性犯罪の成立要件を見直す刑法改正案の審議に参加した。SHELLYさんは「No means No。嫌と言ったら、そこまで」「Yesのみが同意」などを訴えた。

■同意なき性行為 成立要件の見直し

今の国会で、性犯罪の成立要件を見直す刑法改正案の審議が行われている。法案の柱の1つは「強制性交罪」を「不同意性交罪」に変更すること。犯罪が成立する要件を見直し、構成要件に『暴行・脅迫』に加えて『アルコール・薬物の摂取』『経済的・社会的関係の地位の利用』など8つの行為を具体的に示した。こうした行為によって“同意しない意思”を表すことが難しいとされる状況下での性行為を処罰の対象としている。

法律の壁で苦しんできた被害者らが強く求めてきたもので、「同意のない性交を許さない」というメッセージとなる。この審議の参考人として、タレントのSHELLYさんは次のことを国会で訴えた。

■「嫌よ嫌よも好きのうち」ではない

“性的同意”をどう根付かせればいいのか、国会で訴えたのは、性教育などについての発信を続けているタレントのSHELLYさん。「嫌よ嫌よも好きのうち」という言葉がある日本。性行為の同意については個人差が大きく、「ノー」と言いづらい風潮もあると主張した。

SHELLYさん
「性的同意と言えば『No means No』。みなさん聞いたことあると思います。嫌と言ったら、そこまで。お酒を飲んでようが、彼のお家に遊びに行こうが、2人でホテルに入ろうが、性行為がある程度始まって、2人とも裸で行為が進んでいってたとしても、やっぱり止めよう、ここまでにしよう、ってどっちかが言えば、ストップ!そこまで。それ以上したら、性暴行です。この理解を本当にとにかく早く進めたいと思ってます。ただ実はこれももう一昔前の話です。今は『Yes means Yes』。『イエスのみが同意』という理解が進んでいます。なぜなら、ノーと言えない人がいます。ノーと言えない関係性があります。ノーと言えない状況もあります。なので、したい、しようよ、という積極的な同意のみが同意というふうに捉えられているというのが、今世界的な理解になっています。『嫌よ嫌よも』という言葉も、この現行の法律ができた明治時代の話ですので、そんなことを言って、色んな被害者を傷つけたり増やしたりするようなことはもうやめましょう」

■配偶者間にも適用

また、今回の改正案では配偶者間にも適用されることが明確化された。

SHELLYさん
「性的同意というのは全ての行為に毎回今ここで、私はあなたと、この行為がしたい。という確認を取ることです。同意をとるということ自体、日本だとちょっとまだなじみがないかもしれません。もちろん世代別で見たら、大人の世代になればなるほど。ちょっとそこの理解が少ないのかなという感覚もあります。夫婦だから、付き合って長いし、我々はツーカーだから、言葉でいちいち確認するなんてそんなの粋じゃないよ、ムード壊れちゃうじゃん、って思われてる方が、加害者になる可能性があるので気を付けていただきたいと思います」

■16歳未満との性行為 同意あっても処罰へ

さらに「16歳未満」との性行為は、同意の有無にかかわらず処罰の対象となる。これまで性交同意年齢は13歳だった。

しかし、条件付き。被害者が13~16歳未満で、加害者が5歳差以上歳が離れていることが条件だ。つまり“同年代”であれば処罰の対象にならないことになる。

SHELLYさん
「条件が必要なのでしょうか。皆さん思い出して下さい、10代の頃。中学のときの一個上って、めちゃくちゃ先輩でしたよね。3月、4月の誕生日が1か月ずれて、学年がずれただけで敬語を使う関係性。学校の中の縦社会。この年齢差が一つ違うだけでこんなに上下関係が生じるのに、5歳離れないと、対等な関係性じゃないということは証明できないっていうのは、ちょっと日本には本当に合わない数字だなと私は思いました。中学生ぐらいは無条件で守りましょう。そのぐらいは今日みんなで、大人たちで約束してあげましょう。」

法務委員会所属のある議員も、「成人である18歳と中学3年生は対等ではない。性行為同意年齢の例外は3歳差以下などに引き下げた方がいい」などと指摘している。

「同意のない性行為は犯罪」という国民意識を高めることができるのか。政府は今国会での法案の成立を目指している。