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東大生が分析…デートの行き先は確認するのにセックスでは確認しないの?【セックスにおけるコミュニケーション調査】

2023年3月8日 20:13
東大生が分析…デートの行き先は確認するのにセックスでは確認しないの?【セックスにおけるコミュニケーション調査】
日本テレビは国際女性デーである3月8日にあわせて、医師監修のもと「セックスにおけるコミュニケーションに関する調査」を実施しました。性的な行為をする前に、その行為をしていいかお互いに確認し、同意することを「性的同意」といいます。日本テレビの調査では、「意思確認をする立場」「意思確認をされる立場」の両方について、さまざまな傾向がわかりました。一学期かけて性や人権などについて学んだ東大生は、調査結果をどのように見たのでしょうか。

(調査結果はこちらのリンクから)
https://news.ntv.co.jp/category/society/5ea4bd99c3484c788782ef7b7d0442c6

調査結果について話を聞いたのは、「東大で性教育を学ぶゼミ」メンバーの、Aさん(19歳)、Bさん(20歳)、Cさん(20歳)と、公衆衛生とジェンダーが専門で、ゼミで講師を務める福田和子さんです。学生が主体となって立ち上げたこのゼミでは、国連が公表している指導基準にもとづき、包括的性教育を実践しています。



まずは、「意思確認をする立場」の調査結果について意見をきいてみると…

■性的同意、女性は「知識の面でも発言の面でも不利な状況にいる」

Cさん:女性側から確認をとる母数自体少ないのかなって思いますよね。

Aさん:「意識していないのでわからない」とか、「確認することはない」とか、女性の方が多いんですね。そもそも知識や発言の面において不利な状況にいて、男性と同等に立てない女性の方が多くいるのでしょうか。

Bさん:少なからず男性には「(セックスをしたいと)求めなきゃいけないんだ!」みたいなプレッシャーがあるだろうし、女性は女性で「(セックスをしたくないのに)求められちゃって…」みたいな場合もある。

Cさん:(同意は)どっちがとってもいいし、どっちが断ってもいい。

福田さん:今異性カップルが前提で話を進めていたけど、同性カップルだったら結構違うかもしれないよね。ジェンダー規範がいかに性的同意に影響しているのかっていうのもまた見えてくるのかな。

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■セックスをしたいかどうかの確認は「そういう雰囲気」になる前に
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