政府は、感染症対策の司令塔機能を担う新たな組織の名称を、「内閣感染症危機管理統括庁」として、来年度中の設置を目指す方針を固めました。今週金曜（来月2日）にも新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、決定する予定です。

感染症対策を担う新たな司令塔組織について、政府は、名称を「内閣感染症危機管理統括庁」とし、設置に必要な法案を来年の通常国会に提出し、来年度中に設置することを目指す方針を固めました。

「内閣感染症危機管理統括庁」のトップには、内閣官房副長官クラスを「内閣感染症危機管理監」として据えるということです。

また、厚生労働省に、感染症対応や危機管理に関係する部署を統合した新たな組織として「感染症対策部」を2024年度にも設置し、平時から感染症対応能力を強化することとします。

さらに、国立感染症研究所と国際医療研究センターを統合し、厚生労働省のもとに、いわゆる「日本版CDC」を2025年度以降に創設する方針を固めました。

政府は、こうした方針について、今週金曜（来月2日）にも対策本部を開催し、正式に決定する見通しです。