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「解散総選挙」はあるか、官邸キャップが解説

2023年9月14日 0:01
「解散総選挙」はあるか、官邸キャップが解説

13日、第2次岸田再改造内閣が発足しました。この“岸田ジャパン”戦いの舞台は「解散総選挙」ということなのか。官邸キャップの平本記者と中継がつながっています。平本さん、これは、いよいよ選挙モードということなんでしょうか。だとしたら、ズバリいつになりそうですか?

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そのヒントがないか、会見の最前列でじっとみてきました。基本、原稿をみての発言が多かったんですが、一瞬、自分の言葉を発したなと感じた場面がありました。

それは、小渕氏起用の理由について聞かれ、「選挙の顔」だとあえて言ったんです。総理側近に聞いたら「解散するぞというけん制だったな」と言ってました。

一方、ある野党幹部は、新閣僚が11人もいることで「狙い所は満載」と指摘。自民党内からも支持率の低さなどから「解散は無理」という声も多くききます。

ただ、もう1つの「戦いの舞台」を意識した布陣とも言えそうなんです。それが来年9月の自民党総裁選です。岸田総理は、この戦いに向けて「ライバル封じ」を行ったんです。

1人目の脅威は、茂木幹事長。影響力をそぐため同じ派閥のもう1人の総裁候補・小渕さんを抜てきしてけん制。さらに2021年に総裁選に出た河野大臣と高市大臣。こちらは、閣内に留任。動きを「封じ込め」た形です。

つまり「解散・総選挙」「来年の自民党総裁選」両方を意識したメンバー招集と言えそうです。

──結局、解散総選挙はありそうですか?

これは、13日夜、岸田総理が周辺に「どんな戦いだってできる布陣」と言ったそうなんです。これはチームの戦いぶりをみていくしかない。いまは発足したばかりでピカピカに見えますが、失言とか新たな問題が出れば解散なんてできないとなるかもしれません。