岸田首相「今、解散・総選挙は考えていない」 衆参5補選で自民“4勝1敗”
23日に行われた衆議院と参議院の5つの補欠選挙で、自民党は4勝しました。これを受け岸田首相は、記者団から衆議院の解散・総選挙について問われ「今、解散・総選挙は考えていない」と述べました。
岸田首相は、補欠選挙の結果について「与党、自民党が重要政策課題と掲げたものをやり抜けという𠮟咤(しった)激励をいただいたと受け止める」「国民の声を聞きながら重要政策ひとつひとつを前進させ、結果を出すことに尽きる」と強調しました。その上で、「結果を出すことに尽きる。今は、解散・総選挙は考えていない」と述べました。
衆議院の解散・総選挙をめぐって与党内には、岸田首相が来月のG7広島サミットのあとに早期の解散に踏み切るのではという見方がある一方、今回、接戦が多かったことなどから、「すぐに解散するのは厳しい」という声も出ています。