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西村前経産相、キックバック再開への関与否定 政倫審

2024年3月1日 17:08
西村前経産相、キックバック再開への関与否定 政倫審

政治とカネの問題をめぐり、衆議院の政治倫理審査会が開かれました。安倍派の西村前経産相は、キックバックの廃止が一度決まった後に再開された経緯を聞かれ、自分は関与していないと主張しました。

立憲民主党・枝野前代表「安倍元総理から現金での還付をやめようという話があったと、これ間違いないですか」

西村前経産相「(安倍)会長のもとでやめる、還付をやめるという方針を決めて、そして幹部で手分けをして議員所属の議員に電話をいたしました。(安倍元首相の死後)8月の上旬に幹部で集まって、どう対応するかということを協議をいたしましたが、その時は結論は出なかった。その時、還付しないという安倍会長の意向を維持しながら、しかし返してほしいという議員の声をどうするかと、結論が出ないままに私自身は8月10日に経産大臣になりましたので、事務総長を離れることになり、その後はこの還付の話、資金の話は一切しておりません」

西村氏は、再開が決まったのは事務総長が高木氏に交代した後で、自らは関与していないと主張しました。

この後、出席した松野前官房長官は、キックバックを受けた現金についてこのように説明しました。

松野前官房長官「各年の還付金につきましては例年、清和会事務局から秘書が現金で受領し、事務所内で保管、管理をしておりました」

松野氏はまた、還付金について「国会議員などとの会合費として使用していた。自由に使っていたという事実はない」と強調しました。