国民民主代表選で玉木氏再選“ 連立”枠組み加わる決断は?
国民民主党の代表選挙の投開票が行われ、玉木雄一郎代表が再選されました。国会記者会館から天野裕貴記者の報告です。
「与党寄り」の姿勢が目立つ玉木氏の再選によって、今後、国民民主党が現在の連立政権の枠組みに加わる決断をするかが焦点となります。
代表選は、全体の7割を超える80ポイントを獲得した玉木氏の圧勝に終わりました。結果発表直後には、自身と考えの近い榛葉幹事長の再任も発表しました。
今回の大きな争点だったのは、政府与党との距離感でした。玉木氏は、政策実現のためなら自民党など与党との協力も排除しない考えで、今後はさらに踏み込んで、現在の自民・公明の連立政権入りを目指すことに含みを持たせました。
国民民主党・玉木代表「今後、新たにできる連立政権の一翼をいつかきちんと主要な核として担いたい。そのために実力をつけていくのが今の方針」
一方、敗れた前原氏は連立政権入りの動きをけん制しました。
国民民主党・前原代表代行「バラバラの野党をまとめてあたたかに包み込み、野党結集を図るというのが、我が党の綱領の中に入っている」
また、前原氏は仮定の話とした上で、自民党から連立政権の呼びかけがあった場合には党内で議論する必要があると述べた上で、「そのときに私の立ち位置は明確に申し上げたい」と述べました。