防衛省「防衛技術指針」を発表 “無人化”など12分野の具体例
防衛省が、「無人化」や「従来使われていなかったエネルギーの活用」など今後重視していく技術分野を示した「防衛技術指針」を発表しました。
「防衛技術指針」は、昨年末に閣議決定された安保関連3文書で示されている、「防衛技術基盤強化に向けた方針」を具体化したもので、今後重視する技術分野などを示しています。
無人化を進めるため、ロボットなどを使って遠隔操作する「分身コントロール技術」を使うことや、ドローンやミサイルなどを迎撃するために「高出力レーザー技術」を活用すること、「メタバース技術」により仮想や架空の情報をあたかも現実であるかのように見せることなど、12分野について具体例を挙げています。
防衛省はこうした方針を示すことにより、従来からの防衛関連企業だけではなく、スタートアップなど防衛分野と関係が薄かった企業にも積極的な投資や参画を促したい考えです。