日本共産党は18日の党大会で、志位委員長が退任し、後任に初めての女性委員長となる田村智子政策委員長を起用する人事を決定しました。

田村智子新委員長
「日本社会全体がジェンダーギャップがすさまじいわけですね。日本社会全体を変える。それから党の中も自己改革していくと、この両面ぜひ頑張っていきたい」

共産党のトップである委員長が交代するのは23年ぶりで、女性が委員長となるのは1922年の結党以来、初めてとなります。

田村氏は58歳で、政策委員長として、「桜を見る会」をめぐる問題の追及などにあたってきました。

ある共産党関係者は「新たに女性が委員長に起用されたことで、刷新感が出る」と期待感を示しています。

ただ、党内ではさらなる世代交代を求める声や党運営が閉鎖的だとする不満も出ていて、田村氏は党改革の手腕が問われることになります。