衆議院政倫審に安倍派幹部4人が出席 野党側、キックバック再開の経緯を追及
政治とカネの問題をめぐる衆議院の政治倫理審査会に自民党安倍派の幹部4人が出席しました。野党側はキックバックの廃止が一度決まった後、再開された経緯を追及しました。
野党側は2022年、安倍元首相がキックバックの廃止を一度決めた後、再開された経緯について追及しました。西村前経済産業相は再開が決まったのは、事務総長が次の高木氏に代わった後で、自らは関与していないと主張しました。
西村前経産相「結論が出ないままに、私自身は8月10日に経産大臣になりましたので、事務総長を離れることになり、その後は、この還付の話、資金の話は一切しておりません」
高木前国対委員長は再開を決めた幹部会合には参加していないと述べました。
高木前国対委員長「私は、その(キックバック再開)過程に全く、会議があったとしても入ってもおりませんし、そういった相談とかしたことは一切ありませんので、全くわからないということでございます」
野党側は会合に参加していた安倍派の座長を務める塩谷元文科相に再開の経緯をただしました。
塩谷座長「還付(キックバック)をどうするかということについて、困ってる人(安倍派議員)がたくさんいるから、それでは継続でしょうがないかなという、そのぐらいの話し合いの中で継続になったと私は理解をしております」
立憲民主党の後藤議員は「西村さんか塩谷さんが間違ってるのか、高木さんがうそを言ってるのか、そのどれかだ」と述べるなど、再開の経緯が曖昧だとして、国会での証人喚問も含めて説明を求めていく考えを強調しました。