【衆議院選挙】大接戦の富山1区 両陣営の長い夜
衆議院選挙の県内3選挙区のうち、富山1区は、自民の前職と立憲の新人が激しく競り合い、深夜に開票が終了する直前まで、どちらが勝つかわからない大接戦でした。両陣営の長い夜を振り返ります。
自らの裏金問題で比例との重複立候補が認められず、小選挙区で勝たないと後がない自民・田畑さんと。
裏金問題を厳しく批判し、政治改革を訴えてきた立憲・山さん。
両陣営は投票後、審判の時を待っていました。
「午後8時 投票締め切り」
昨夜放送の特別番組。
KNBの出口調査の結果は…
上野キャスター「山さんが36.1パーセント、田畑さんが35.4パーセントという数字です」
わずか0.7ポイント差の互角。
どちらが勝ってもおかしくない状況でした。
しかも他のメディアの出口調査では、6ポイント差で山さんリードを伝える報道も。
陣営には、続々と支持者が駆けつけ、情勢を見守ります。
一方、田畑陣営は。これまで4回連続大差で勝利し、前回も午後8時早々に当選確実を伝えられていましたが。
今回は大きく情勢が異なり、皆一様に険しい表情で、ニュースの速報を見つめていました。
陣営からは「今回は票が読めない」「心配だ」という声が聞かれました。
開票所では出口調査の通り、拮抗しながら両者の票が積みあげられていきます。
そしてきょうの、午前0時40分すぎ。
上野キャスター「田畑裕明さんの当選が確実となりました」
KNBがいち早く田畑さんの当選確実を速報しました。
わずか738票差。
運命を賭けた選挙は田畑さんが僅差で競り勝ち、山さんは惜しくも敗れましたが、比例で復活当選を果たしました。