米軍、オスプレイ運用停止措置の解除を発表 日本国内での運用再開は「日米で緊密に調整」
去年11月29日、岩国基地(山口県)を離陸した米空軍オスプレイ1機が屋久島沖(鹿児島)で墜落し、乗組員8人全員が死亡した事故を受け、米軍は12月6日以降、全てのオスプレイの運用を停止していました。
米海軍は8日、「部品の不具合に対処し、安全な運用再開を可能にするため、整備及び手順の変更が実施された。米海軍、米海兵隊及び米空軍は、部隊の具体的なガイドラインに従って、それぞれ運用再開計画を実施する」と発表しました。
また防衛省と在日米軍は「米軍及び陸上自衛隊が運用する日本国内のオスプレイの運用再開のタイムラインについては、日本政府と米国政府の間で引き続き緊密に調整を行っていく」との共同プレスリリースを発表しました。
防衛省は「これまでの日米間の確認作業において、事故の原因となった部品の不具合は特定されたと認識しており、当該不具合に対する各種の安全対策の措置を講じることで、安全に運用を再開できると考えている」としています。
木原防衛大臣は8日午前の会見で、米側から、日本国内のオスプレイの運用再開について今後具体的に調整を行っていきたいとの連絡が7日夕方にあったことを明かしていました。
米軍岩国基地には現在、墜落した機体の僚機とみられる米空軍オスプレイが2機駐機していて、8日にはそのうちの1機とみられる機体が整備している様子が確認されています。