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知事の “政治資金問題” 県議会「全員協議会開催へ」 迂回献金にあたるのか?専門家の見解は《長崎》

2024年7月19日 20:32
知事の “政治資金問題” 県議会「全員協議会開催へ」 迂回献金にあたるのか?専門家の見解は《長崎》

県議会は各派代表者会議を開き、大石知事に自身の政治資金問題に関して説明を求めるため、全員協議会を開くことを決めました。

最大会派で、知事選の際に大石知事を支援した自民党も、全員協議会の開催に合意したということです。

県議会は大石知事の政治資金をめぐる問題への対応を協議するため、19日午前、各派代表者会議を開催。

すべての会派が合意の上で全員協議会を開き、知事に説明を求めることを決めたということです。

(徳永達也 議長)
「(6月議会での)一般質問の説明について、前回の各派代表者会議で各会派より「不十分である」ということで、全員協議会の申し入れがあった」

17日に開かれた会議で、大石知事は各会派の代表に対して自身の後援会の収支報告書を近日中に訂正すると説明。

ただ、具体的な訂正方法や訂正するまでに時間がかかったことへの説明は行われず、「改革21」や公明党などの5つの会派は、全員協議会での説明を求めていました。

(改革21 山田朋子議員)
「私たちは(説明の)最終形をいただけると思って、おとといの会議に臨んだがあのような結果になったので、全員協議会を求めて公の場所でしっかりと知事と論戦を交わしたい」

一方、対応が注目されたのが最大会派の自民党。

おととしの知事選では、大石知事を県連として「推薦」していて、今回もその際の自民党の県議からの貸し付けが問題となっています。

各派代表者会議を前に県議団で対応を協議した結果、全員協議会を開催すべきとの意見でまとまったということです。

(自民党 溝口芙美雄議員)
「自民党会派としては、議会としての責任があるということで全員一致で開くということに決まった」

日程などは、来週開く議会運営委員会で協議するとしています。

改めて、今回問題となっている「カネの流れ」について確認します。

知事選が行われたおととし分の大石知事の後援会の収支報告書には、大石陣営の選対本部長を務めた自民党県議の後援会から「286万円」を借り入れたとの記載があります。

    長崎国際テレビのニュース