岡山県知事選挙の期日前投票で、井原市の選挙管理委員会は、18歳未満の男性に投票用紙を交付し、実際に投票が行われるミスがあったと今日（16日）発表しました。

　井原市選挙管理委員会によりますと、一昨年（14日）午後5時50分頃、市役所の期日前投票所を訪れた、18歳未満で投票権のない17歳の男性に、県知事選の投票用紙を交付したということです。

　担当者が投票所入場券を取り込んだ際に「現時点で満18歳未満のため投票出来ません。不在者投票の受付をしてください。」とのメッセージを見落とすなどし、投票用紙を受け取った男性は投票を済ませたということです。

　男性は投票日の27日までに18歳を迎えますが、公職選挙法では、それまでに投票する場合は不在者投票の扱いとなります。ミスのあった投票用紙は特定が出来ないため、男性の投票は有効として扱われるということです。

　井原市選管は「公正な選挙の信頼を失墜させてしまい、市民の皆さまに心からおわび申し上げます。」とコメントしています。