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【論戦】新潟5区で与野党が攻防 立憲・野田代表、自民・高市氏が県内入り 《新潟》

2024年10月16日 19:32
【論戦】新潟5区で与野党が攻防 立憲・野田代表、自民・高市氏が県内入り 《新潟》

10月15日に公示された衆議院選挙、各地で候補の訴えが続くなか、16日、与野党の大物が続々と県内入り。自民党の総裁選で存在感を放った高市早苗さん、そして立憲民主党の野田佳彦代表が新潟5区を舞台に論戦を繰り広げました。

新潟5区から立候補しているのは届け出順に、立憲民主党の前の議員・梅谷守さん、自民党の前の議員・高鳥修一さんの2人です。

新たな新潟5区に含まれるのは上越市、南魚沼市、魚沼市十日町市、糸魚川市、妙高市、そして湯沢町と津南町。

県内の3分の1をカバーする最も広い選挙区です。


階段の下まで続く長い列。厳重なチェックを経て会場へ入ります。

16日午前、大きな拍手に迎えられたのは立憲民主党の野田佳彦代表。梅谷守さんの応援で上越市を訪れました。

【立憲民主党 野田佳彦代表】
「たまには政権交代でお金の使い方変えようじゃありませんか、みなさん。ご当地のライバルは裏金をつくった人ですよね。政治家、国会議員はみなさんから税金をいただいて税金の使い道を決める仕事でしょ。税金の使い道を決める人が脱税の疑いがある、それで戒告「ダメやコラ」で済むんですか、みなさん」

政治とカネの問題に切り込み相手候補、自民党の高鳥さんを厳しく批判。
そのうえで梅谷さんについてこう、評価しました。

【立憲民主党 野田佳彦代表】
「農業のこともよくわかっている。教育のこともわかっている。歩いて歩いて歩いて、みなさんの声を集めて、それを国政に届けていった梅谷守さん」

エールを受けた梅谷さん。
日本酒の配布問題で党から処分を受けた経緯がある中、「戦うべきは自分自身だ」と強調。その上で除雪など雪国の負担を減らし地方の暮らしを豊かにするための政策を実現すると決意を語りました。

【立憲民主党・前 梅谷守候補】
「孫や子の世代に『住みたい』『住んでよかった』『いいねこの地域は』と笑顔で言っていただけるようなそんな地元作りから日本の元気につなげたい。これが夢の一つです。必ず勝ってこの失われた30年を希望の火の灯る30年に切り替える大きな大きなチャンスに皆さんと一緒に踏み出したい」

一方、応援弁士を迎えるため厳重な警備を行っていたのはこちらも。

「手荷物検査をお願いします。ちょっと中身だけ確認させてください」

続々と集まる支援者。

自民党の高鳥修一さんの演説中に登場したのが…

【自民党・前 高鳥修一候補】
「高市早苗先生、ご入場でございます。大きな拍手でお迎えください」

満面の笑みで現れたのは自民党の高市早苗前経済安保大臣です。
総裁選で推薦人を務めた盟友の高鳥さんの応援に駆け付けました。

【自民党・前経済安保相 高市早苗氏】
「日本列島を強く豊かに、高市早苗でございます。新潟県を強く豊かに、高鳥修一でございます。本当に地元のために必要だと思ったことのために懸命に働く、結果を出す。今までひとつひとつ、ひとつひとつ、地元のためにも国家のためにも結果を出してきた高鳥修一です」

政治資金収支報告書への不記載があったとして今回、党から比例代表への重複立候補が認めらていない高鳥さん。

それだけに…応援にも力が入ります。

【自民党・前経済安保相 高市早苗氏】
「あとがないんや、あとがない方がいいんです。引き締まります。真剣に国のことを思っている、真剣に地元を愛している高鳥修一さん、働かせてやってください」

熱い応援を受けた高鳥さん。政権を担う与党として地域交通の充実や公共事業を通して地方を活性化させると訴えました。

【自民党・前 高鳥修一候補】
「地方を生かすもあるいはますますさびれさせるも積極財政をやるかやらないか地方にお金を回すか回さないかここにかかっているんです。だからこそ私は高市早苗さんを総理大臣にしたいんです。高鳥修一、あとのない戦い、人生のすべてをかけてこの一戦を戦い抜く決意でございます」

今回で4度目の対決となる梅谷さんと高鳥さん。

党の代表や盟友からの応援を背に論戦はさらに熱を帯びていきます。

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