自民党の石破茂・新総裁は9月30日、10月27日投開票の日程で衆議院の解散総選挙を行う方針を示しました。選挙までわずか1か月。県関係の国会議員も準備を加速させています。

5度目の挑戦で選ばれた自民党の新たな顔。

「石破茂君を当選者と決しました」

石破茂新総裁は10月9日に衆議院を解散し、15日公示、27日投開票の日程で総選挙を行う方針を示しました。

選挙までわずか1か月。この週末、自前のオレンジ色の法被姿でイベントに現れたのは自民党の細田健一衆議院議員です。

新2区から出馬を予定する細田さんにとって新たな地盤となる加茂市。一軒一軒、あいさつに回ります。

食欲の秋・真っ盛り。買い物の手も止まりません。そして、待ち受けているのは「選挙の秋」です。

Q）腹が減っては？
〈細田議員〉
「“戦ができぬ”ですかね。腹ごしらえ十分しなきゃですね」
「これ（玉こんにゃく）食レポする？」
〈店員〉
「熱いですよ」

熱すぎて言葉を発することができない様子。

〈細田議員〉
「これ味が染みて最高においしいです」

玉こんにゃくのように熱い戦いが迫っています。

〈自民党　細田健一・衆院議員〉
「正直厳しい状況だと思いますが、 とにかく一歩一歩やることをやっていくということに尽きると思います。石破新総裁のもとで、地方創生や地方産業の振興を、 ぜひ新総裁には期待していますし、新総裁のもとで一歩一歩頑張っていきたい」

一方、こちらは新3区で返り咲きを狙います。
闘志みなぎる真っ赤なシャツに身を包んだ立憲民主党の黒岩宇洋さんです。不屈のボクサー「ロッキー」のテーマソングに合わせて復活を誓います。会場も、そろいのハチマキで気合い十分です。

3年前の前回選。黒岩さんは自民党の斎藤洋明・衆議院議員に敗れ、比例復活もかないませんでした。

29日に行われた決起集会と事務所開きには前回選の国対委員長、安住淳・衆議院議員が駆け付けました。

〈立憲民主党　安住淳・衆院議員〉
「3年前のことであります。私は本当に悔しかったんです。 私が国対委員長で代理が黒岩さんでした。私は彼がどんなに能力があるか 一番よく知っている男です」

倒れても倒れても…ロッキーのように立ち上がり、戦いに挑みます。

〈立憲民主党　黒岩宇洋さん〉
「政権交代にもっていく、ないしは、きっ抗させなければどんどん割を食うのは国民だという総意を持った戦い。 本当に最後の決戦だという思いで戦います。今までの石破さんなら手ごわいですが、総裁になるためにちょっと変わった石破さんだったら、我々しっかりと対決を挑んでいく。（立憲民主党の）野田代表を筆頭にと思っています」

決戦に向け、準備を加速させる県関係の国会議員たち。
1か月を切った衆議院の解散総選挙に向けて、待ったなしの状況です。