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新人同士三つどもえの寒河江市長選 前副市長が初当選 投票率は10ポイント以上下がる

2024年12月23日 17:18
新人同士三つどもえの寒河江市長選 前副市長が初当選 投票率は10ポイント以上下がる

任期満了に伴う寒河江市長選挙はきのう(22日)投開票が行われ、前の副市長、斎藤真朗さんが初当選を果たしました。新人3人が立候補し、選挙戦は16年ぶり。過半数の票を獲得した候補が不在の中、次の市政運営の舵取りが課題となりそうです。

22日午後9時45分過ぎ、6回目の開票状況が伝わると斎藤さんの陣営からは歓声が上がりました。

「バンザイ」

開票結果は御覧の通りです。新人同士による三つどもえの選挙戦は前の寒河江副市長・斎藤真朗さん(58)が2位の候補者に1000票余りの差を付け初当選を果たしました。斎藤さんは現職の市政を継承するスタンスで西村山地域の病院再編による新病院を市内に整備することなどを訴えました。

斎藤氏あいさつ「この選挙戦全ては寒河江の未来のためにこれを目標にスローガンに掲げ戦ってきた市政運営しっかり責任を持って行いみなさんの期待に応えていくよう全身全霊で頑張っていきたい」

一方、自民党県連の推薦を受け、国や県との連携による財源の拡充などを訴えた元寒河江市議会議長の国井輝明さん(49)は去年の県議選に続き、またしても苦杯をなめました。

国井輝明さん「選挙戦を通じてしっかりと反応はいただけたが最後まで勢いを乗せられなかった現時点では何も考えられないので仲間と相談しながら今後どうするか考えていきたい」

元農林水産省職員大泉勝利さん(68)は

大泉勝利さん「組織の差が出た感じがする投票率があまり上がらなかったということも浮動票を味方に付けられなかった」

特定の政党からの推薦を求めずに選挙戦を制した斎藤さん。しかし、投票数全体では過半数に達していません。割れた住民の声を、次の市政運営にどう反映させるかが課題となりそうです。

斎藤さん「政党がどこでも取り組まなければならない。課題は一緒なので同じ方向を向いて課題解決を進められるよう十分話し合いながら協力を得て進めていきたい」

投票率は55.55パーセントで、前回2008年の選挙を11ポイント近く下回りました。斎藤さんの任期は1月20日から4年間です。

最終更新日:2024年12月23日 19:47
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