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“脱・素通り”へ大月市がPR強化 都内企業と連携協定 外国人観光客を「駅外」に 山梨県

2024年5月9日 19:00
“脱・素通り”へ大月市がPR強化 都内企業と連携協定 外国人観光客を「駅外」に 山梨県
富士山周辺のオーバーツーリズムが問題となる一方、その観光客をなんとか呼び込みたい自治体もあります。

JR大月駅では富士山方面への乗り換えで列車を待つ大勢の外国人観光客で、駅のホームだけがにぎわっていますが、大月市はそうした外国人観光客へのPRを強化しようと9日、都内の企業と連携協定を結びました。

JR大月駅のホームです。

特急電車が止まると、大勢の外国人観光客が降り立ち、駅構内にある富士急行線のホームに向かいます。

訪れた人は
「東京から来ました。富士吉田に行く。富士山の写真(を撮りたい)」

新型コロナの規制が緩和されて以降、駅構内は河口湖方面に向かう外国人観光客で連日、にぎわっているといいます。

一方、駅の外では…

大月市 小林信保 市長
「少ないね。大月駅で乗り換えちゃって富士急行線に乗ってしまうので、やっぱり大月にもっと降りてもらいたいです」

そう話すのは、大月市の小林信保市長です。

小林市長によりますと、駅の利用者の多さと比べると市内を観光する人が少なく、“駅の外”に出てもらうことが長年の課題となっています。

ただ、中央線と富士急行線で運営会社が違うため、乗り換えの際に大月駅の外に出ても電車賃の総額は変わりません。

このため、駅の外に一歩でも出てもらう取り組みが重要になるとしています。

こうした課題を解決しようと、大月市は9日、ホテルのネット予約などを行っている都内の企業と連携協定を結びました。

企業の発信力を生かし、市内の観光の魅力を外国人に届けてもらいたい考えです。

大月市 小林信保 市長
「東京の目線で見た大月市の魅力をぜひとも指摘や提案をしてもらい、それをどういうふうに届けたらいいかアドバイスをもらいたいと思う。富士山のの入り口、大月市として確固たる地位を築いていきたい」
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