関東は“梅雨寒” 神戸では熱中症か 気圧が大きく変化…「気象病」の訴えも相次ぐ
関東地方では6日に梅雨入りしてから、ずっと肌寒い日が続いています。また、8日も大気が不安定で、関東北部などでは雷雨やひょうに注意が必要です。一方、8日午前10時半ごろ、兵庫県神戸市の小学校から「児童に熱中症の疑いがある」と通報があり、グラウンドには、救急車や多くの救急隊員の姿が見られました。また、雨などで気圧が大きく変化し、「気象病」を訴える人も相次いでいます。
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肌寒い時に恋しくなる温かいおでん。湯気に誘われたのか、店の前には10人ほどの列ができていました。
お客さん(30代)
「寒かったので、食べたいなと」
中には、大量におでんを購入する人もいました。
お客さん(40代)
「(家族)4人用です。夜だけじゃなくて、お昼ご飯もおでんにしようかなと思って、2食分」
お客さんは、寒さに驚き集まりました。ただ、驚いたのは、お店の人も同じです。
増英蒲鉾店 店員
「普通、水曜日は暇だから、油断してのんびりしていたら、みなさん来てくれるから忙しかった」
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8日も肌寒かった東京都心は、最高気温20.5℃と、4月下旬並みの気温となりました。
梅雨寒が連日続く中、街ではコートを着たり、寒さ対策をして出かけたりする人が多く見られましたが、寒くても子供は元気一杯でした。
6歳・4歳の孫がいる祖母(50代)
「長いのはいて、上着は、こういうの着てね」
2か月の子供がいる母親(30代)
「クローゼットの奥から引っ張り出して、冬物を」
――赤ちゃんも暖かくしたり?
2か月の子供がいる母親(30代)
「さすがに今日は寒かったので、暖かい格好で」
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東京で肌寒さが続く一方、8日午前10時半ごろ、兵庫県神戸市の小学校から「児童に熱中症の疑いがある」と通報がありました。小学校のグラウンドには、救急車や多くの救急隊員の姿が見られました。
当時、児童30人がリレーの練習を行っていたといい、消防によると、児童12人が熱中症の症状を訴え、男子児童6人が病院に搬送されたものの、全員意識はあるということです。
神戸市は、8日午前10時半の気温が21.8℃でした。環境省が発表している暑さ指数は、午前中は「ほぼ安全」でした。
また、長野県茅野市では、「ひょう」とみられる氷の粒が降りました。
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一方、8日の東京都心の最高気温は20.5℃と、4月下旬並みの寒さとなりました。東京では、3日連続で平年を大きく下回る気温になりました。
この時期に陥りやすいのが、雨などの気圧が大きく変化する日に体調不良が起きる、いわゆる「気象病」です。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長
「気象病の患者さんですね。気圧での不調を訴える人が、特に多いですね」
気圧の変化により耳の奥に影響を受け、頭痛や倦怠感などの症状が出るといいます。
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関東北部では、8日も天気の急変が懸念される中、埼玉県深谷市の「道の駅おかべ」には、たくさんのお客さんが訪れました。お目当ては、大量のトウモロコシです。
――何本くらいかごに入れた?
「20本以上は」
実は、“訳あり品”のため、通常よりも1本あたり100円近く安く販売していたのです。
その理由というのが、2日に埼玉県の北部などで降った大量のひょうです。深谷市内のトウモロコシ畑では、約4万本ものトウモロコシが出荷できなくなったといいます。
ひょう被害にあった農家 加川聖也さん
「見た目は、こんなにきれいなんですよ。ただ、ひょうが当たっている部分は、こういうふうに潰れてしまっているんです。これだと、出荷はできないですよね」
深谷市の「道の駅おかべ」でも、今月1日から行われていたトウモロコシのイベントが中止となりました。
それでも農家を支援しようと、11日から出荷できない品物を買い取り、販売するイベントを企画しました。一足早く届いたトウモロコシを通常よりも安く販売していたのです。
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連日続く雨と肌寒さ。ただ、9日の関東地方は日差しが出て、梅雨寒が解消する見通しです。