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「紅麹」健康被害多くが“倦怠感” 日本腎臓学会が発表

2024年4月1日 19:45
 「紅麹」健康被害多くが“倦怠感” 日本腎臓学会が発表

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で日本腎臓学会が独自で調査した健康被害の分析結果を発表しました。

日本腎臓学会が小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」の摂取に伴う腎障害について医師らにアンケートをおこなったところ確認できた47例のうち、46例が「紅麹コレステヘルプ」を、1例が「ナイシヘルプ+コレステロール」を摂取していたということです。

患者は、30代から70代まで幅広い世代で確認されましたが、そのうちおよそ9割が40歳から69歳で全体の66パーセントが女性だったということです。

また、およそ4割の人が対象商品を1年以上前から摂取していましたが今年1月以降に医療機関を受診した人がおよそ8割を占めていました。

初診時に訴えた主な症状は半数以上の人が倦怠感や食欲不振でさらに尿の異常、腎機能障害だったということです。

学会では今後も調査結果を適宜、報告するとしています。