「ありがとう」「大好きだよ」…国内最高齢のジャイアントパンダ「タンタン」追悼
今年3月、国内最高齢の28歳でこの世を去った、ジャイアントパンダの「タンタン」。10日午後、兵庫県神戸市の王子動物園で「追悼式」が行われ、「タンタン」との別れが惜しまれました。会場の外にも、ファンが駆けつけました。
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阪神・淡路大震災から5年後の2000年、神戸にやってきた「タンタン」。たくさんの人々の心を癒やし、笑顔を届けてくれました。
「愛くるしい、和みます」
「かわいい」
──どんなところが?
「目が」
タンタンは、お母さんになるため、人工授精にも挑戦。しかし、1回目は死産、2回目は出産からわずか4日目に、赤ちゃんが死んでしまいました。
ここ数年は、心臓の治療を受けていたタンタン。8日、晩年の様子を、飼育員が教えてくれました。
タンタンを15年間飼育 飼育員 吉田憲一さん
「最後の方、その木も使ってたし、寝台の上にも上がるし、少しでも日光の当たる感じまでは、できていたので…」
追悼式の会場に入れなかったファンのために、園側はライブ配信を実施。会場の外では、多くの人がその様子を見守りました。
「タンタン」一筋23年
「もう一回だけ会いたかったなぁ。これからもずっと一緒だよ、と思いました」
子どもたち(追悼式で)
「王子動物園に来てくれてありがとう! 天国でもたくさん遊んでね。タンタンずっと大好きだよ!」