ロシア・モスクワで26日、先月死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の追悼式が行われ、家族や市民らが参列しました。

ロシア正教会では死後40日目を追悼の一つの節目としていて、2月16日に当局が死亡を発表したナワリヌイ氏の追悼式が26日行われました。

モスクワ市内の墓地にはナワリヌイ氏の両親と妻ユリアさんの母親も姿を見せました。

参拝者2人「（死亡時から）気持ちはあまり変わっていない。喪失感が消えてない」「ナワリヌイ氏が言った通り自由な国になって欲しい」

追悼式には、ノーベル平和賞を受賞した独立系メディアの編集長ドミトリー・ムラトフ氏も参列しました。

今月行われた大統領選挙では、ナワリヌイ氏陣営の呼びかけで、各地で有権者が反プーチン票を一斉に投票する行動もありました。妻のユリア氏は活動の継承を表明していますが、これまでのところ、陣営の今後の活動の詳細は明らかにされていません。