「マイナ資格確認アプリ」 同意なしに過去の薬剤情報提供されるミス 少なくとも26人分
主に訪問診療の現場で使われる「マイナ資格確認アプリ」では、マイナ保険証を読み取り、資格確認ができるほか、患者が過去に受けた診療行為に関する情報について、新しく受診する医療機関に情報提供するかどうかを登録することができます。
厚労省とアプリの運営元によりますと、去年10月から今月15日までの間に、情報提供を「不同意」と登録したのにもかかわらず、医療機関に過去に調剤された薬などの情報が提供されていた事例が少なくとも26人分確認されたということです。
アプリ上のプログラムのミスが原因だということで、同意なしに提供されたおそれのある情報提供の件数は最大で37人分にのぼるとしています。
アプリは20日付でプログラムの改修を完了したということで、アプリの運営元は「今回の事案を厳粛に受け止め、個人情報の厳正な管理に努めていくとともに、再発防止策を策定し実施してまいります」などとコメントしています。