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福島・宮城で震度6強 東北新幹線…今月中の再開困難か

2022年3月18日 11:59
福島・宮城で震度6強 東北新幹線…今月中の再開困難か

福島県と宮城県で震度6強を観測した地震で両県で3人が亡くなり、けが人は144人にのぼっています。東北新幹線が脱線した宮城県白石市の現場近くから現在の様子を伝えます。

「やまびこ223号」はいまだに脱線したときから変わっていない状況で、一部区間で運転見合わせが続いています。作業員の姿が見られ、はがれた壁の確認作業などが行われています。

16日の地震で脱線した「やまびこ223号」について、「車両は停止する直前か、停止してから脱線した可能性がある」ことが運輸安全委員会の現地調査で分かりました。

また、JRは特に福島と仙台の間の被害が大きいとみていて、この区間については今月中の再開が難しいとの認識を示しています。

18日、宮城県内は雨に見舞われていて山元町ではブルーシートをかけたり、屋根の上で作業するなど対策を取る姿が見られます。

また、1万世帯で断水が続く大崎市では自衛隊による給水活動が行われ朝から市民が訪れています。現時点で復旧のめどは立っていません。