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【中継】日航機の撤去作業始まる 羽田空港の事故から3日

2024年1月5日 12:02
【中継】日航機の撤去作業始まる 羽田空港の事故から3日

羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故から3日がたちますが5日朝、日航機の撤去作業が始まりました。中継です。

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奥に見えるのが、海保機と衝突した日航機です。先端にはさみのような装置がついた重機など3台を使い、外装の回収や翼の部分の分解などが進められています。

運輸安全委員会の調査官も立ち会っていて見つかっていない日航機のボイスレコーダーの回収をする予定です。

現場では滑走路の再開に向けて作業が進められていますが燃料などが入る翼が芝生に埋まっていてまず燃料を出してから分解・運搬するため作業に時間がかかる見通しです。

今月2日に事故が発生してから3日がたちますが5日も日本航空、全日空あわせて200便、6日は196便の欠航が決まっています。

これまでの関係者への取材で国交省の聞き取りに管制官が「海保機の滑走路への進入に気づいていなかった」などと説明していることがわかっています。

管制には地上の航空機の位置を知らせるレーダーや着陸機が接近してくる滑走路に別の機体が進入したときに管制官に知らせる機能があるものの他の機器の操作などもあり気づけなかったとみられます。

警視庁は5日、亡くなった5人のうち2人の司法解剖を行うほか、日航機の乗客から聴取を進めています。運輸安全委員会も客室乗務員7人から話を聞き事故の詳しい状況を調べることにしています。