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避難ペンギン7羽“新たな居場所”で元気に散歩 能登から東京・墨田区へ

2024年4月23日 18:51
避難ペンギン7羽“新たな居場所”で元気に散歩 能登から東京・墨田区へ

元日の地震で水槽が壊れるなど甚大な被害を受けた石川県の「のとじま水族館」から東京の「すみだ水族館」に避難してきた7羽のペンギン。当初は、慣れない場所に不安そうな様子も見せていましたが、今では”新たな居場所”でも元気いっぱいだということです。

開園前の都内の水族館。

記者(23日午前9時すぎ)
「飼育員さんと一緒にお散歩を楽しんでいます」

“ペタペタ”と歩いてお散歩をする、7羽のペンギン。“ピッタリ”と寄り添って歩くその姿に飼育員も…

飼育員
「かわいい」「お魚いたね」

魚にも興味津々なペンギンたち。実は…

すみだ水族館・飼育員兼獣医師 常住洋枝さん
「のとじま水族館からお預かりしているペンギン」

元日の地震で、水槽が壊れるなどの被害を受けた石川県の「のとじま水族館」から避難してきたペンギンです。東京の水族館に来たのは2月のはじめ。当初は慣れない場所に不安そうな様子も見られたといいますが、今では…

記者
「水族館の中を大冒険しています」

“新たな居場所”でも元気いっぱい。広いプールでの一般公開も検討されています。

のとじま水族館の飼育員と離れて、まもなく3か月がたとうとする7羽のペンギン。

すみだ水族館・飼育員兼獣医師 常住洋枝さん
「写真とか動画とか、普段こういう暮らしをしていますというのを(のとじま水族館に)送って共有しています。近くにいられないのがすごく心配だし、不安になるかなと。自分がそういう立場だったら」

同じ飼育員同士、心配する気持ちが分かるため、ペンギンたちの様子を撮影して能登に送っているといいます。そしてその姿に能登の飼育員は…

のとじま水族館・飼育員 竹山裕子さん
「うれしくなりました。みんな一緒にいようというか、いたいんだなと。いつも一緒にいる仲間という感じが、どこにいってもあるのかな。実際に会いたいなというのはあります」

のとじま水族館の仲間に会える日を楽しみに、きょうも前を向いて歩いています。