福島第一原発で中断していた燃料デブリの取り出しについて、東京電力は10日から作業を再開すると発表しました。

燃料デブリの試験的な取り出しでは、2号機に釣り竿のような機械を挿入して数グラムを採取する計画です。

当初、先月22日から取り出しに着手する予定でしたが準備段階で手順に誤りがあり、作業は2週間あまり中断していました。

東京電力は8日までに作業手順を修正し、9日は小早川社長が福島第一原発に入り現場の状況を確認しました。この結果、東京電力は準備が整ったとして、10日から取り出し作業を再開します。