感染再拡大への懸念高まる…平日に観光地などへ向かう人も “急増”沖縄では空港に検査場
東京都内で12日、新たに4216人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。6日連続で、前の週の同じ曜日の人数を上回っています。一方、人の多いゴールデンウイークをさけて、あえて、平日に観光地などへ向かう人もいました。感染者が急増している沖縄県の那覇空港には、PCRや抗原検査ができる検査場が設置されています。
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12日朝、JR舞浜駅には、笑顔で“夢の国”へと向かう人たちがいました。女の子が楽しみにしていたのは、東京ディズニーランドで3年ぶりに開催されているパレード「うさたま大脱走!」です。
女の子
「うさたまいっぱい捕まってる」
パーク内での制限も緩和されている中、次のような声も聞かれました。
ディズニーランドに行く3人
「感染者が増えているというのがあるので、ディズニーのゴールデンウイークは毎年(人が)多いから、その次の週(きょう)行こうって」
感染再拡大への懸念が高まっています。
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広大な日本庭園を有する都内の結婚式場では、今月、そして来月のジューンブライドと合わせて、300件ほどの予約が入っているといいます。
八芳園 関本敬祐統括支配人
「こちらの会場で80~100名様ぐらいの披露宴を執り行っている」
緊急事態宣言が出ていた去年と比べると、「(5月は)130%ぐらい増というかたち」ということです。
制限がない今、大人数での披露宴が人気だといいます。今月22日に式を挙げるというカップルは、感染再拡大への不安をのぞかせました。
今月22日に結婚式
「(感染者数が)増えてきているので、地方にお住まいの方は『東京に出てくるのはちょっとな』というような声も聞くので」
「できれば、このまま予定通り行いたいというのはありますけど」
12日、東京では新たに、4216人の感染が確認されました。6日連続で前の週の同じ曜日を上回る中、国立国際医療研究センターの大曲貴夫センター長は、都のモニタリング会議で「感染状況は拡大傾向にないが、警戒が必要である」と述べました。小池都知事は「感染の連鎖を断ち切っていく。そのためにも、ワクチンの3回目の接種が重要になってまいります」と、未接種が多い若い世代に3回目の接種を呼びかけました。
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ゴールデンウイークが明け、感染者が急増しているのが沖縄県です。12日、新たに2330人の感染が確認されました。
沖縄県 玉城デニー知事
「連休後は(きのう)5月11日に過去最多となる2702名の新規陽性者が確認されるなど、ここ1週間で2回も過去最多を更新し、感染拡大が続いています」
そのため、玉城知事は「本島圏域と宮古圏域において、コロナ感染拡大警報を発出する」とし、期間は13日から2週間としました。
梅雨にもかかわらず晴れ間が見え、観光客も訪れていた那覇市のビーチで話を聞きました。
12日、到着したという大阪から来たカップルは――
「やっぱ違いますね、ここの海は」
「抗原検査をやって、マイナス(陰性)を確認してきた」
また、京都から来た男性も「(来る前に)抗原検査やって。持ち込んでいる人間が多いのだろうと」と話しました。
沖縄県は来島前の“検査”を呼びかけています。事前に検査ができない人もいるとして、那覇空港には、PCRや抗原検査ができる検査場が設置されています。
沖縄臨床検査センター 安里昌太さん
「万が一事前に検査など受けられなかった場合、那覇空港でも検査場、設けていますので」
旅行者のほかにも県内在住の利用者も多く、法事のため東京を訪れていたという女性は「感染者増えてきている中で、家族だったり、周りの方々に安心して、自分自身も安心できるように帰りたいと思って、(PCR)検査を受けました」と話していました。
検査場では、1日最大1700件の検査(PCR検査1000件・抗原検査700件)ができるため、気軽に利用してほしいと呼びかけています。