「型式指定」不正で3社目 国交省がスズキ本社に立ち入り検査
自動車などの量産に必要な「型式指定」の申請をめぐり、新たに自動車メーカー5社の不正が判明した問題で、国土交通省は6日午前9時から静岡県のスズキ本社の立ち入り検査を行っています。
スズキは生産していた1車種について、ブレーキの試験で実際の結果とは異なる数値を記載していたことがわかっています。
国交省による立ち入り検査はトヨタ自動車、ヤマハ発動機に続き3社目です。
国交省は、不正があった車種で現在生産されているものには安全性の基準に適合していると確認できるまで出荷停止を指示していますが、生産・出荷停止が長引けば工場が立地する自治体経済への影響などが懸念されるため、試験はできるだけ速やかに完了したいとしています。
一方、トヨタ自動車では、国交省から出荷停止の指示を受けた「カローラ フィールダー」など国内向け3車種の生産を6日から28日まで停止しています。
また、マツダも、出荷停止を指示された「MAZDA2」など2車種の生産を停止しています。
両社とも、他の車種の生産は続けています。