「北海道・三陸沖後発地震注意情報」運用開始 北海道~千葉県までの7道県182市町村が対象地域に
日本海溝と千島海溝沿いでマグニチュード7以上の地震がおきた場合に、その後の、新たな大きな地震の発生に注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が16日から始まりました。
北海道から岩手県の沖合にある日本海溝・千島海溝では、過去に大地震のあとに間をおかずに、さらに大きな地震の発生が確認されています。
このため、内閣府と気象庁は想定震源域やその周辺でマグニチュード7以上の地震が発生した場合、およそ2時間後をめどに「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表して、新たな大きな地震の発生に注意を呼びかけます。運用は、16日の正午から始まりました。
対象地域は、巨大地震がおきた場合に震度6弱以上の揺れや3メートル以上の津波が予想される北海道から千葉県までの7道県182市町村です。
内閣府は住民に対して「事前の避難」は求めませんが、情報発表から1週間程度は、日常生活をしながらも津波が発生した場合にはすぐに避難ができるよう、備えることなどが呼びかけられます。