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入居開始前に仮設住宅の内部公開 石川・珠洲市

2024年2月8日 16:25
入居開始前に仮設住宅の内部公開 石川・珠洲市

石川県珠洲市では県が整備を進めていた40戸の仮設住宅で9日から入居が始まるのを前に内部が公開されました。中継です。

珠洲市の正院小学校からお伝えします。今も校舎の1階と2階が避難所として使われていますが、こちらのグラウンドに完成した40戸の仮設住宅には、9日から順次入居が始まります。

完成した仮設住宅は2人から3人用の2DKの住宅が32戸、6人から8人用の4LDKの住宅が8戸で部屋には冷蔵庫や洗濯機、テレビなどが備えつけられています。

また、寒さ対策としてエアコンや壁に暖房器具が備えられているほか、壁や天井には断熱材が使用され、ガラス窓は三層構造になっているということです。

8日午後2時からは近隣の公民館で、入居者の一部を対象にした説明会が行われ、部屋の使用方法の説明や電気代などの支払いの手続きが行われ、部屋の鍵が手渡されました。

入居説明会の参加者
「まずはうれしい。ここから離れがたい。知らないところで生活するより、ここで、細々とでもいいから、地元にいた方が」

入居説明会の参加者
「少しだけほっとした部分もあるけど、これも期限があるので、それまでに再建を考えないと」

珠洲市では今も1375人が避難所で生活し、仮設住宅への申し込みは1600件を超えています。県は仮設住宅の建設を急ぐとしています。