障がいのある息子とともに“成長と挑戦”お父さんの“発明品”と家族の物語【バンキシャ!】
器具が取り付けられた靴、手の形をした装置、動くごみ箱…。父親が思いを込めて作った発明品は100個以上。障がいのある息子に反応をしてほしい、成長を手助けしたい。1年間にわたって取材した、ある家族の物語です。【バンキシャ!】
――10年前、その命は手のひらにのっていた。
廣瀬元紀さん(40)
「このくらいなんですよ…本当にこうなんです」
妻・聖子さん(40)
「このサイズだったんです」
廣瀬さん
「とにかく生きていてよかった」
体重865グラム。妊娠24週で生まれた男の子だった。あれから10年。父親・廣瀬元紀さんの人生は大きく変わったという。
廣瀬さん
「ただいまー」
「おかえり」
「トモ、ただいま」
会社から家に帰ると、10歳になった息子のトモくんがいる。
バンキシャ
「こんにちは、おじゃまします」
長男・朋克くん(トモくん・10)
「……」
トモくんは超低出生体重児として生まれた影響で、脳に重度の障害(脳性まひ)がある。言葉を話すことや、体を自由に動かすことができない。夕食の時間、お父さんはあるものを取り出した。
長女・麻帆さん(12)
「頑張ってね」
廣瀬さん
「じゃあトモカツくん、お父さんにビールをついでもらっていいですか?」
お父さんが取り出したのは、大きなボタン。
バンキシャ
「押しているんだ…」
廣瀬さん
「見て、トモ。これが満杯になるまでな。めっちゃ見てる、がんばれ!」
トモくんがボタンを押すと、グラスにビールが注がれた。ボタンを離すと、ビールは止まる。
廣瀬さん
「すごっ!」
一同
「おー!すごい!」
バンキシャ
「これは廣瀬さんが作ったんですか?」
廣瀬さん
「そうです。ボタンを押すとモーターが動いて。(ビールが)出ている瞬間は本人の意思だし、離すのも本人の意思(で動く)」
なんと、これはお父さんの発明品(サーバーは市販品)。息子のために作ったのだという。
廣瀬さん
「これを小学校でもしうまく使えたら、“友達にお茶を配る係”になれるかもしれない。役割ができるので」
廣瀬さんは、エンジニア。5年前から自宅で、息子のためだけに発明品を作り続けている。部品作りやプログラミングなどは独学だという。
ロボットハンド
「じゃんけんポン、グー。じゃんけんポン、パー」
廣瀬さん
「学校でこのボタンを本人が押すだけでじゃんけんもできる。あいさつモードにすれば、例えば朝だったら…」
ロボットハンド
「おはようございます」
「もうええわ!」
廣瀬さん
「みたいな。絶対に市販品じゃこんなものは売ってない。じゃんけんやあいさつが自分でできる人には必要ないけど、できない子にこそ必要」
この5年間で作った発明品は100個以上。息子に歩いてほしい。息子に笑ってほしい。1つ1つの発明に願いを込めた。
廣瀬さん
「この子の“昨日よりも明日ができてる”というところにうれしさを何倍も感じる。それって、うれしいことだよね」
妻
「でも、そこ(の心境)に行き着くまでは結構時間がかかった。何年かかったかな?」
現在、小学4年生のトモくん(朋克くん)は、介助を受けながら毎日近所の学校の通常学級に通っている。息子を助けるのは、この世に1つしかない“お父さんの発明品”だ。
トモくん
「ありがとう」
◇ ◇ ◇
――大阪に住む廣瀬さんの一家
「いただきます」
本来、食事をするはずのダイニングスペースはこの通り。常に3Dプリンターが動き、何かの部品が作られている。
廣瀬さん
「昨日できた。ゴミを捨てたいなって時に」
前日に思い付いたという“動くゴミ箱”について、「人もこれに乗せて移動できる。最終形にはトモが乗れるようにしたい」という廣瀬さん。頭の中はいつも発明のことばかり…。
妻
「行ってしもうた」
バンキシャ
「お父さんおもしろいね…」
長女
「ハハハハ」
廣瀬さんは、息子への発明品を作るようになってから会社に異動願いを出し、今はロボット開発の現場に立っている。その経験が発明品にも生きているという。
バンキシャ
「天才っぽいところはあります?」
廣瀬さん
「全然」
妻
「天才なところはないね」
廣瀬さん
「わりといろいろ抜けてるし。スマホはよくなくすし」
発明を始めたきっかけは、トモくんとなかなかコミュニケーションが取れないことだったという。
廣瀬さん
「何をやってもボーっとしている。リアクションがない状態ですね。 だからどう感じているのか何も読み取れない。(トモくんの)好きなものを見つけたい。どんなリアクションでもその時はよかった。泣くとかビックリするでもよくて。感情を揺さぶりたかった」
トモくんは何をしても無反応だったという。
廣瀬さん
「(トモくんが)倒れる倒れる」
それでも家族の中心にはいつもトモくんがいた。2歳で初めて寝返りをうった時は…
妻
「やったー!できたー!」
夫婦で涙を流した。
廣瀬さん
「トモカツが生まれて価値観が変わった。人と比べることをやめました。1か月前の状態よりできることが増えたということを喜ぶといいよね」
◇ ◇ ◇
5年前、廣瀬さんが初めて作った発明品は、足踏みをすると音が鳴る「メロディーシューズ」。トモくんに“歩くこと”を教えたかった。しかし…
廣瀬さん
「やってもらってるって感じや…」
どうすればトモくんに反応してもらえるのか。音だけでなく、光や振動を加えるなど試行錯誤の日々が続いた。
そして、1年が経ち――2019年2月8日。5歳になったトモくんは初めて自分の意思で前に進んだ。
妻
「おおー!」
◇ ◇ ◇
妻
「トモくん、お風呂の時間だけど。いい?」
トモくん
「んー」
10歳になったトモくん。今では時折、返事をするようになった。
廣瀬さん
「手を洗う?」
トモくん
「んー」
そして嫌な時は拒否をするようになったという。
妻
「だめなの?」
バンキシャ
「拒否することすら、本当はすごいこと?」
妻
「そうですね。嫌だっていう意思表示がしっかりできるのも1つの成長だと思う」
最近、家族の中では何となく意思の疎通がとれるようになっていた。
廣瀬さん
「お姉ちゃんに?」
長女
「おやすみー」
廣瀬さん
「お母さんに?」
妻
「おやすみ」
トモくん
「んー」
廣瀬さん
「(バンキシャに)おやすみなさい」
◇ ◇ ◇
廣瀬さんは今、トモくんの将来を見据えた次なる発明品に取り組んでいる。
バンキシャ
「これは何ですか?」
廣瀬さん
「電気で動く装置なんですけど。この上に車いすを載せるんですよ」
リモコンで操作しているのは、大きな台車だ。市販されている電動車いすの操作はトモくんには難しい。ならば、車いすごと台車に載せればいいと考えたのだ。こうすれば、トモくんは簡単なリモコン操作だけで移動することができる。
妻
「あ、ぶつかるよ」
廣瀬さん
「さぁ、どうする?ここから」
父親としての廣瀬さんの思い。それは、“歩けない息子にも、自分の意思で好きな所に行ってほしい”ということ。
廣瀬さん
「そうそう!OK!今は普通学校で経験を増やしてほしいと思っていて。学校に登校とか、学校の中で移動する手段として使ってほしい。それで友達とコミュニケーションを、一緒に遊びに行ったり、体育の時間に交じる体験をしてほしい」
トモくんが通う小学校は廣瀬さんの家の近所にある。高学年になり、友達とうまくやっていけるのか、不安も大きいという。
◇ ◇ ◇
お母さんが押す車いすで学校に通っているトモくん。週に1回、あの台車に乗り、自力で登校する練習をしている。お父さんの「ロボットハンド」も一緒だ。
トモくん
「行ってきます」
今までも何度か挑戦している。でも、最後まで一人で登校できたことはないという。しかし、この日トモくんはお父さんを驚かせた。
お父さんの台車で家を出たトモくん。小学校に向かう。だが、これまで最後まで一人で登校できたことはないという。歩道に出たところで、廣瀬さんが手を離す。途中、止まりながらもゆっくりと前に進んでいく。
校長
「上手や、上手や!」
先生たちが待つ校門に到着。
校長
「おはようございます」
だが、この先に難関がある。スロープに差し掛かると、いつもトモくんは泣き出して諦めてしまう。
トモくん
「うわーん!!」
廣瀬さん
「行ける行ける」
この日、お父さんは手を貸さなかった。“自分の力でこの坂を上ってほしい”と。
廣瀬さん
「上手い上手い!いいね。そこで右!オッケー!すげー!」
妻
「ここまでおいで!がんばれー」
廣瀬さん
「できてるよ!」
初めて一人で、上りきった。
廣瀬さん
「ようできた」
そして、ロボットハンドに手を伸ばした。
トモくん
「ありがとう」
「行ってきます」
トモくんは、お父さんの発明品と一緒に教室に入っていった。この日、お父さんは初めて休み時間の様子を見せてもらった。すると…
友達
「トモくんじゃんけんしよう」
ロボットハンドを使い、友達と遊んでいた。そこには笑顔のトモくんがいた。その様子を初めて見たお父さん…
廣瀬さん
「ぼくら的にも見たことがない」
バンキシャ
「見たことがない姿?」
廣瀬さん
「見たことないです。子どもたちの中ですごい楽しんでいる。うれしいなぁ」
バンキシャ
「一人で帰れてますね?」
廣瀬さん
「一人で帰れてる!すごい初めて!」
お父さんは、これからも発明品を作り続けていく――。
*2月11日放送『真相報道バンキシャ!』より
――10年前、その命は手のひらにのっていた。
廣瀬元紀さん(40)
「このくらいなんですよ…本当にこうなんです」
妻・聖子さん(40)
「このサイズだったんです」
廣瀬さん
「とにかく生きていてよかった」
体重865グラム。妊娠24週で生まれた男の子だった。あれから10年。父親・廣瀬元紀さんの人生は大きく変わったという。
廣瀬さん
「ただいまー」
「おかえり」
「トモ、ただいま」
会社から家に帰ると、10歳になった息子のトモくんがいる。
バンキシャ
「こんにちは、おじゃまします」
長男・朋克くん(トモくん・10)
「……」
トモくんは超低出生体重児として生まれた影響で、脳に重度の障害(脳性まひ)がある。言葉を話すことや、体を自由に動かすことができない。夕食の時間、お父さんはあるものを取り出した。
長女・麻帆さん(12)
「頑張ってね」
廣瀬さん
「じゃあトモカツくん、お父さんにビールをついでもらっていいですか?」
お父さんが取り出したのは、大きなボタン。
バンキシャ
「押しているんだ…」
廣瀬さん
「見て、トモ。これが満杯になるまでな。めっちゃ見てる、がんばれ!」
トモくんがボタンを押すと、グラスにビールが注がれた。ボタンを離すと、ビールは止まる。
廣瀬さん
「すごっ!」
一同
「おー!すごい!」
バンキシャ
「これは廣瀬さんが作ったんですか?」
廣瀬さん
「そうです。ボタンを押すとモーターが動いて。(ビールが)出ている瞬間は本人の意思だし、離すのも本人の意思(で動く)」
なんと、これはお父さんの発明品(サーバーは市販品)。息子のために作ったのだという。
廣瀬さん
「これを小学校でもしうまく使えたら、“友達にお茶を配る係”になれるかもしれない。役割ができるので」
廣瀬さんは、エンジニア。5年前から自宅で、息子のためだけに発明品を作り続けている。部品作りやプログラミングなどは独学だという。
ロボットハンド
「じゃんけんポン、グー。じゃんけんポン、パー」
廣瀬さん
「学校でこのボタンを本人が押すだけでじゃんけんもできる。あいさつモードにすれば、例えば朝だったら…」
ロボットハンド
「おはようございます」
「もうええわ!」
廣瀬さん
「みたいな。絶対に市販品じゃこんなものは売ってない。じゃんけんやあいさつが自分でできる人には必要ないけど、できない子にこそ必要」
この5年間で作った発明品は100個以上。息子に歩いてほしい。息子に笑ってほしい。1つ1つの発明に願いを込めた。
廣瀬さん
「この子の“昨日よりも明日ができてる”というところにうれしさを何倍も感じる。それって、うれしいことだよね」
妻
「でも、そこ(の心境)に行き着くまでは結構時間がかかった。何年かかったかな?」
現在、小学4年生のトモくん(朋克くん)は、介助を受けながら毎日近所の学校の通常学級に通っている。息子を助けるのは、この世に1つしかない“お父さんの発明品”だ。
トモくん
「ありがとう」
◇ ◇ ◇
――大阪に住む廣瀬さんの一家
「いただきます」
本来、食事をするはずのダイニングスペースはこの通り。常に3Dプリンターが動き、何かの部品が作られている。
廣瀬さん
「昨日できた。ゴミを捨てたいなって時に」
前日に思い付いたという“動くゴミ箱”について、「人もこれに乗せて移動できる。最終形にはトモが乗れるようにしたい」という廣瀬さん。頭の中はいつも発明のことばかり…。
妻
「行ってしもうた」
バンキシャ
「お父さんおもしろいね…」
長女
「ハハハハ」
廣瀬さんは、息子への発明品を作るようになってから会社に異動願いを出し、今はロボット開発の現場に立っている。その経験が発明品にも生きているという。
バンキシャ
「天才っぽいところはあります?」
廣瀬さん
「全然」
妻
「天才なところはないね」
廣瀬さん
「わりといろいろ抜けてるし。スマホはよくなくすし」
発明を始めたきっかけは、トモくんとなかなかコミュニケーションが取れないことだったという。
廣瀬さん
「何をやってもボーっとしている。リアクションがない状態ですね。 だからどう感じているのか何も読み取れない。(トモくんの)好きなものを見つけたい。どんなリアクションでもその時はよかった。泣くとかビックリするでもよくて。感情を揺さぶりたかった」
トモくんは何をしても無反応だったという。
廣瀬さん
「(トモくんが)倒れる倒れる」
それでも家族の中心にはいつもトモくんがいた。2歳で初めて寝返りをうった時は…
妻
「やったー!できたー!」
夫婦で涙を流した。
廣瀬さん
「トモカツが生まれて価値観が変わった。人と比べることをやめました。1か月前の状態よりできることが増えたということを喜ぶといいよね」
◇ ◇ ◇
5年前、廣瀬さんが初めて作った発明品は、足踏みをすると音が鳴る「メロディーシューズ」。トモくんに“歩くこと”を教えたかった。しかし…
廣瀬さん
「やってもらってるって感じや…」
どうすればトモくんに反応してもらえるのか。音だけでなく、光や振動を加えるなど試行錯誤の日々が続いた。
そして、1年が経ち――2019年2月8日。5歳になったトモくんは初めて自分の意思で前に進んだ。
妻
「おおー!」
◇ ◇ ◇
妻
「トモくん、お風呂の時間だけど。いい?」
トモくん
「んー」
10歳になったトモくん。今では時折、返事をするようになった。
廣瀬さん
「手を洗う?」
トモくん
「んー」
そして嫌な時は拒否をするようになったという。
妻
「だめなの?」
バンキシャ
「拒否することすら、本当はすごいこと?」
妻
「そうですね。嫌だっていう意思表示がしっかりできるのも1つの成長だと思う」
最近、家族の中では何となく意思の疎通がとれるようになっていた。
廣瀬さん
「お姉ちゃんに?」
長女
「おやすみー」
廣瀬さん
「お母さんに?」
妻
「おやすみ」
トモくん
「んー」
廣瀬さん
「(バンキシャに)おやすみなさい」
◇ ◇ ◇
廣瀬さんは今、トモくんの将来を見据えた次なる発明品に取り組んでいる。
バンキシャ
「これは何ですか?」
廣瀬さん
「電気で動く装置なんですけど。この上に車いすを載せるんですよ」
リモコンで操作しているのは、大きな台車だ。市販されている電動車いすの操作はトモくんには難しい。ならば、車いすごと台車に載せればいいと考えたのだ。こうすれば、トモくんは簡単なリモコン操作だけで移動することができる。
妻
「あ、ぶつかるよ」
廣瀬さん
「さぁ、どうする?ここから」
父親としての廣瀬さんの思い。それは、“歩けない息子にも、自分の意思で好きな所に行ってほしい”ということ。
廣瀬さん
「そうそう!OK!今は普通学校で経験を増やしてほしいと思っていて。学校に登校とか、学校の中で移動する手段として使ってほしい。それで友達とコミュニケーションを、一緒に遊びに行ったり、体育の時間に交じる体験をしてほしい」
トモくんが通う小学校は廣瀬さんの家の近所にある。高学年になり、友達とうまくやっていけるのか、不安も大きいという。
◇ ◇ ◇
お母さんが押す車いすで学校に通っているトモくん。週に1回、あの台車に乗り、自力で登校する練習をしている。お父さんの「ロボットハンド」も一緒だ。
トモくん
「行ってきます」
今までも何度か挑戦している。でも、最後まで一人で登校できたことはないという。しかし、この日トモくんはお父さんを驚かせた。
お父さんの台車で家を出たトモくん。小学校に向かう。だが、これまで最後まで一人で登校できたことはないという。歩道に出たところで、廣瀬さんが手を離す。途中、止まりながらもゆっくりと前に進んでいく。
校長
「上手や、上手や!」
先生たちが待つ校門に到着。
校長
「おはようございます」
だが、この先に難関がある。スロープに差し掛かると、いつもトモくんは泣き出して諦めてしまう。
トモくん
「うわーん!!」
廣瀬さん
「行ける行ける」
この日、お父さんは手を貸さなかった。“自分の力でこの坂を上ってほしい”と。
廣瀬さん
「上手い上手い!いいね。そこで右!オッケー!すげー!」
妻
「ここまでおいで!がんばれー」
廣瀬さん
「できてるよ!」
初めて一人で、上りきった。
廣瀬さん
「ようできた」
そして、ロボットハンドに手を伸ばした。
トモくん
「ありがとう」
「行ってきます」
トモくんは、お父さんの発明品と一緒に教室に入っていった。この日、お父さんは初めて休み時間の様子を見せてもらった。すると…
友達
「トモくんじゃんけんしよう」
ロボットハンドを使い、友達と遊んでいた。そこには笑顔のトモくんがいた。その様子を初めて見たお父さん…
廣瀬さん
「ぼくら的にも見たことがない」
バンキシャ
「見たことがない姿?」
廣瀬さん
「見たことないです。子どもたちの中ですごい楽しんでいる。うれしいなぁ」
バンキシャ
「一人で帰れてますね?」
廣瀬さん
「一人で帰れてる!すごい初めて!」
お父さんは、これからも発明品を作り続けていく――。
*2月11日放送『真相報道バンキシャ!』より