ファイザー 軽症者向け飲み薬を承認申請
アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスの軽症者向けの飲み薬について、厚生労働省に国内での製造販売のための承認申請をしたと発表しました。承認されれば国内で2つ目の飲み薬となります。
特例承認の申請をしたのは、ファイザーの新型コロナの飲む治療薬「パクスロビド」です。主に軽症者向けで、体内でウイルスが増えるのを防ぐ新たな薬と、すでにある抗エイズウイルス薬をあわせて飲むことで、重症化を防ぐ狙いがあるということです。
臨床試験では、発症後5日以内に服用すると、入院や死亡のリスクが88%減少したということです。また、オミクロン株にも有効な可能性が高いとしています。
アメリカなどですでに緊急使用が承認されており、日本政府は先月、承認後200万人分の供給を受けることでファイザーと合意しています。
承認されれば、「モルヌピラビル」に続き国内で2つ目の新型コロナの飲み薬となります。